脳梗塞発症から家庭復帰まで

脳梗塞と関連する病気の治療と退院に向けてのリハビリ

ここでは脳梗塞発症から退院、家庭復帰した後、どう過ごしていけばいいのかを、介護サービス導入訪問マッサージの役割もまじえて紹介しています。

 

脳梗塞の治療

  • 血の塊を溶かす
  • 血圧が下がらないように管理
  • 脳のむくみをおさえる

脳梗塞の原因となった病気の治療

  • 高血圧
  • 心臓の病気
  • 糖尿病
  • 高脂血症

 

これらの病気の治療を行ったのち、リハビリを始めても良い状態になったら、まずはベッドでできるリハビリを行います。

退院に向けてのリハビリ

  • 寝返り
  • 自分でマヒした腕を、マヒしていない腕で動かす
  • 自分で座れるように訓練

家庭復帰に向けてのリハビリ

自分で座れる時間が増えてくるとリハビリ室での訓練になります。
起き上がり、立ち上がり、座位バランス維持、歩行訓練、マヒがある関節が固まらないよう関節を動かす訓練、病院内で自立できるようにする訓練を行います。

 

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具体的には、ベッドから降りて歩く、トイレを自分で済ます、衣服の脱ぎ、着る、上手く話せない症状があれば言語訓練などこれらの動作をマヒしていない手足を中心に行い、退院後の家庭や職場での自立した生活を送れるようにリハビリを行います。

 

この時期までのリハビリは特に大切です。「やったかやらなかったか」の違いが後々になって大きく出てきます。特に熱心に取り組んでください。どこまで回復するかは個人差がありますが「回復スピード」はこの時期までが特に早くリハビリの効果を実感しやすいですが、この時期以降は、回復スピードが遅くなり同じリハビリをしても効果を実感しにくくなってきます。

 

退院後のリハビリ

退院後の生活はリハビリのみが目的ではありません。病院でのリハビリで回復した機能を維持するために通所リハビリ、デイサービスへの参加、と同時に対人交流を深める。また家庭での生活に必要な動作のリハビリ、など新たな取り組みが出てきます。

 

 

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介護サービスを受けるには

ヘルパーさんに来てもらう、ベッド・車イスのレンタル、手すりをつける・段差を無くす、通所リハビリ、訪問リハビリ、訪問入浴、デイサービスへの参加、などの介護サービスを利用するためには介護認定を受ける必要があります。

 

 

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介護認定を受けるにはまず、市役所の「高齢者福祉課」で要介護認定申請書を提出します。

申請書の提出にあたり

  • 介護保険被保険者証
  • 病院名、病院住所、電話番号、主治医の氏名

が必要です。事前に分かっていないと二度手間になりかねません。私事ですが、訪問マッサージを加須市で開業するにあたり市役所に行きましたが、書類に不備があり出直しました。改めて作成しまず電話で確認しようとしたら、担当者が不在で「分かりません」の一点張り。担当者がいついるのか聞こうとしても「分かりません、担当ではありません」と連呼し話がなかなか進みませんでした。このようなことから、必要なものを忘れずに持参、事前に担当者がいるかの確認(予約みたいなものですね)してから市役所に行かれるといいと思います。色々な手続きで忙しいなか二度手間は避けたいところです。そして担当者と会えたら、申請書に不備がないか一緒に確認してもらい、一度で済ませるようにしましょう。

 

 

要介護認定申請書の提出

事前に作成しようとするとなかなか大変です。「病院名、病院住所、電話番号、主治医の氏名」と「介護保険被保険者証」を持参し、職員といっしょに申請書を作成するほうがおすすめです。

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訪問調査

調査員(委託されたケアマネージャーさんが多いです)が自宅に伺い、現在の状態の確認や聞き取りを行います。

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申請後に主治医への受診

主治医の先生の診察を受け、意見書を書いてもらいます。

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要介護認定結果の通知

申請から30日以内に通知されます。

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居宅介護支援事業者と契約

契約した事業者のケアマネージャーさんが認定結果をもとに本人にとって必要な介護サービスを計画してもらい、市役所に提出することで介護サービスが受けられるようになります。

退院し、介護サービスを導入した生活の中で

この段階にきて、訪問マッサージの役割が出てきます。

 

介護保険の枠がいっぱいでリハビリが受けられない
リハビリはきついからほかの手段はないか?
あまり動かないから少しでも体を動かしてほしい

 

このような状況にある場合、病院でのリハビリで回復した機能を維持する手段の一つとして指圧マッサージがあります。体は動かさないと筋肉が固くなり関節の動く範囲がせまくなっていきます。これらを予防する目的として指圧マッサージが有効になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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